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PLASTIC MODELS

車の現役時代は国産最強の実力と人気があっただけに、ほとんどの模型メーカーがカタログモデルの前期2800GT、2000GTをキット化してくれました(純正ターボはアオシマのみだったかと思います)。2009年現在、正規のルート(お店で買う)で入手可能なものはフジミ、マイクロエース、アオシマのみとなっていますが、ネットオークションや中古キットなどの方法で当時モノを手に入れることが可能です。

 

サイト「Enthusiast Room」では、管理人の拙い1/24カーモデルも展示させていただいていますが、意外なことに(?)保存キット数の割に完成品が生まれないのがこのXX(と、カウンタック)です。理由は簡単で、どのキットも「XXもどき」の域を出ない設計で、1/1を所有している身としては、いつ完成するやも知れぬ果てしない大手術をしなければならないことが目に見えていることと、箱を眺めていればそれでシアワセ!ということなのです。

かし、最近ネタに乏しい当サイトですので、多少目的は違ってもこれらのキットを作る必要が出てきました(笑)。「目的は違っても」というのは、ホンモノそっくりの完璧版を作るのではなく、各キットごとに「らしく」作るにはどこをいじればよいかを考証するという意味です。時間はかかりますが、まずは実車とキットの比較をお楽しみいただければと思います。

フジミ 峠(2013年現在1470円)

前身はフル純正の白い2800GT。しばらくは純正14インチホイールやモーターライズの専用シャシー仕様だったが、80年代後半の会社ロゴが変わったあたりからシャシーが汎用の板状となり、ホイールもリネアーやワタナベRS8、車名不詳のエアロなどがランダムに入ったインチアップシリーズにラインナップ。
やがて一時的にスモークガラス化されたハイソ仕様や、可変エアロ仕様やターボダクトなどを自社解釈で付属したモデルなど、バリエーション物が多くリリースされたが、バブル期には5M−Gや1G−Gとリアルなサス周りを与えられた名キット「ハイメカシリーズ」が発売された。現在は廉価な峠シリーズとして、前期2000GTに後期デカールとワタナベRS8の組み合わせで発売中。

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マイクロエース オーナーズ24・20(1500円・2310円)

当時はLSという有名メーカーからの発売で、赤ボディーと白ボディーで箱の色が違ったり、パトカー仕様、ボート牽引仕様、セリカスープラ仕様、はたまた1/20でもツートンペイント仕様などと贅沢な展開だったが、世間のカーモデル離れが影響し?、有井製作所に金型を譲って倒産(泣)。
名(迷)シリーズ、よろしくメカドック版や、冠シリーズ「アーバン魂コレクション」にてオーバーフェンダーの左ハンドル「スープラ」も展開したが、アリイも規模縮小してマイクロエースに販売権を委譲。現在はオーナーズ24の白い2.8と赤いセリカSUPRA、同20の赤黒2.8が入手可能。

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アオシマ プチアゲ・チキチキレーシング、グラチャンマシーン(2000〜2700円)

実車発売当時から、ワールドスポーツカーシリーズとして赤黒の2.8GT、白いGターボとして発売されていたボディーと内装そのままである。当時物の中にはフロントグリルにBMWのマークが付いた妙な仕様や、ピッツーラエアロ仕様、鮫エラフェンダー仕様もあった。近年、引っ張りタイヤ&深リムホイールとヤンキーライクなデカールをセットしたプチアゲやチキチキというグラチャン系路線の再販を経て、ついに2012年、ホイールとデカールを新規製作したフル純正が販売された。

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ニチモ ザ・スーパーウインカー(2000円〜)

ここで紹介するにはやや微妙な存在ではあるが、2013年現在、いちおうネットオークションで絶版物の中ではたびたび出品されているので掲載する。初登場は実車デビューから間もない頃で、500円のストリートパワーシリーズとして発売。以降、仕様換えでホワイトランナーや黒いドレスアップなどを展開し、最後に登場して長く再販されたのが画像のウインカー点滅仕様となる。特徴は車高の3段階選択、前・後期純正ホイールのほかインパルシルエット付属、リヤに3本目の増力電池ケースが置けるほか、トランクは他社製品と異なりトノカバー未装着、など。

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